部費など着服、セクハラ…2教諭処分 兵庫県教委
2017/3/21 22:23 神戸新聞NEXT
兵庫県教育委員会は21日、部活動の部費などから約70万円を着服したとして、淡路島内の県立高校に勤務していた男性教諭(33)を停職6カ月の懲戒処分にしたと発表した。教諭は同日付で自主退職した。
県教委によると、教諭は2012年ごろから外国為替証拠金取引(FX)を始め、16年3月には1千万円以上の借金があったという。同年4月から男子ソフトテニス部の副顧問として会計を担当。自宅の金庫で部員から集めた部費や遠征費を管理しており、5〜11月に計約57万円を抜き、借金返済に充てていた。
さらに、地歴公民科の親睦会費として集めた約12万円も流用していたという。顧問の教諭が遠征費などの支払いが滞っているのに気付き、発覚。教諭の家族が全額返還した。
また昨年12月、忘年会の2次会の帰りに、電車内で同僚の女性教諭の体を触った40代の中学男性教諭をセクハラ行為で減給10分の1(6カ月)にした。
県教委は16年度、計23人を懲戒処分とし、うち5人を懲戒免職とした。(井上 駿)